皮膚科専門医試験

2019年度皮膚科専門医試験　第10問の考察です。光線テスト後の正常な反応に関する出題で難易度が高いです。UVA照射直後の色素斑であるIPDなど、UVA照射による色素斑の分類（IPD・PPD・DT）や肌の色ごとのMED・MPDについて説明しています。

2019年度皮膚科専門医試験　第9問の考察をしています。皮膚の発生に関する出題は「皮膚科学（通称マイナー）」の表現が基準になっている可能性が高いです。おかしな選択肢もありますが、「マイナー」の表現をおさえておくことで対応可能です。英語文献での「毛包の発生」の表現についても記載しています。

2019年度皮膚科専門医試験　第8問の考察です。先天性脱毛症の中でも出題されやすい疾患が決まっていますので、過去問の傾向をおさえておくと正答できることも多いように思います。そのほか円形脱毛症やトリコチロマニア、先天性三角脱毛症もあわせて考察しています。

2019年度皮膚科専門医試験　第7問の考察をしています。正答率が低かった問題として専門医試験委員会からもコメントが出されている毛包の構造に関する出題です。毛包のデスモグレインの局在など、各選択肢の内容はあたらしい皮膚科学だけでは対応できずかなりの難問のように思われます。

2019年度皮膚科専門医試験　第6問の解説です。ざ瘡の内服抗菌薬に関する出題で、ざ瘡は皮膚科専門医試験では頻出問題となっています。日本のガイドラインからの出題ですが、ざ瘡に対する内服抗菌薬の日欧米のガイドラインの違いについても考察しています。

2019年度皮膚科専門医試験　第5問の解説です。男性型脱毛症（AGA）に関する出題は頻出問題です。2019年の出題時とは正解が異なる選択肢もあり今後再度出題されることも予想されます。男性型脱毛症の治療についてガイドラインを中心にまとめました。

2019年度皮膚科専門医試験　第4問の解説です。天然保湿因子（NMF）の構成要素についての出題です。セラミドは構成要素ではありません。NMFの機能やセラミドとの関係についても説明しています。

2019年度皮膚科専門医試験　第3問の解説です。多汗症・乏汗症の鑑別は過去に数回出題されており頻出問題です。それぞれ表にまとめているのと、おすすめのレビューについても紹介しています。ぜひ対策に役立てていただければ嬉しいです。

2019年度皮膚科専門医試験 第2問の解説です。IL-17A阻害薬の有害事象についての出題です。生物学的製剤に関する出題は今後もあるかもしれません。口腔カンジダのマネジメントについても触れています。参考文献についてもまとめています。

2019年度皮膚科専門医試験 第1問の解説です。特発性後天性全身性無汗症についての出題で、発汗関連は頻出問題ですので、ぜひ対策の参考にしてください。参考文献についてもまとめています。