病院には、定食屋さんのようなメニュー表がありません。
治療をしたいけれど、どれくらい費用がかかるのかは、気になりますよね。
- 火傷の治療費はいくら?
- 火傷の処置費用は?
- 火傷の薬代はどれくらいかかるの?
といった疑問にお答えします!
この記事では火傷(熱傷・やけど)の治療費について解説しています。
※注意:多くの方の自己負担は3割なので、自己負担が3割の値段で説明します。
火傷(やけど)の治療費はいくらかかるのか?
ずばり、初診なら1500円程度、再診なら800円程度です。
初診の場合は、「初診料(900円)」・「処方箋料(200円)」・「熱傷処置料(400円)」の合計で、
再診の場合は、「再診料(200円)」・「処方箋料(200円)」・「熱傷処置料(400円)」の合計で計算しています。
受傷範囲の広さは手のひら3枚分程度までで想定しています。面積が広くなると処置料が上がります。
受診時の検査や処方箋のありなし(薬が残っていて処方の必要がなければ処方箋料はかかりません。)でズレが生じることがありますが、概ねこのくらいの費用がかかります。
火傷(やけど)の処置料は?【受傷範囲の広さで決まります】
面積と目安 | 初回の処置から2カ月まで | 2カ月以降 |
~100cm2 手のひら3枚まで | 400円 | 150円 (大病院では診察料に含まれ0円) |
100~500cm2 腕1本まで | 450円 | 180円 (大病院では診察料に含まれ0円) |
500~3000cm2 背中全体まで | 810円 | 270円 |
3000~6000cm2 胸・腹・背中全体 | 1500円 | 480円 |
6000cm2~ 首から下全体 | 4500円 | 820円 |
「初回の処置から2カ月まで」と「2カ月以降」で費用が変わります。
通常、感染症などの合併症が起きなければ「1週間から1カ月以内」に治ることが多いのであまり気にしなくてもいいと思います。
症状によって来院頻度はかわりますが、頻度が増えると費用もかかります。
症状がよくなっていて自宅でも処置が可能なら毎日の通院は必要のないことも多いので通院頻度は担当の先生と相談するのがよいと思います。
火傷(やけど)の薬代はいくらかかるの?
薬価 | 1カ月 | 1カ月負担 | |
ゲンタシン軟膏 | 11円/g | 30g | 90円 |
リンデロンVG軟膏 | 27.7円/g | 15-30g | 120-250円 |
アズノール軟膏 | 27円/g | 20g(1本) | 160円 |
ゲーベンクリーム | 12.8円/g | 50g(1本) | 200円 |
プロスタンディン軟膏 | 47.9円/g | 10-20g | 150-300円 |
フィブラストスプレー | 8875.1円/500μg 7238.4円/250μg | 500-1000μg (2週間に1本) | 4400-5400円 |
アクトシン軟膏 | 43.4円/g | 30g(1本) | 400円 |
イソジンシュガーパスタ軟膏 | 10.3円/g | 100g | 300円 |
亜鉛華軟膏 | 24.9円/10g | 50-100g | 40-75円 |
薬の種類は、「感染に対処するもの」・「浸出液の量を調整するもの」・「傷が治るのを促進するもの」・「皮膚を保護するもの」に主に分けられ費用は1カ月で40円から5400円と幅があります。
どの薬を使うかは医師の判断になりますが、フィブラストスプレーはほかのものと比べて効果なので使用するのかどうかは確認するのがよいかもしれません。
まとめ
- 初診なら1500円程度
- 再診なら800円程度
- 処置料は受傷面積によってきまる
- 薬代は1カ月で40円から5400円とさまざま
- フィブラストスプレーは高価なので医師と相談がおすすめ
いかがでしたか?
火傷の治療、費用を知っていただきお金の不安を少しでも軽減できればうれしく思います。
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