皮膚科の経済学

V.A.C.®療法としても知られる局所陰圧閉鎖療法は難治性の褥瘡などに使用される治療法です。DPC包括入院や外来でも算定できます。特定保険医療材料の算定や加算が組み合わさるため算定方法が複雑になっています。利用場面や使用機器ごとに算定方法を解説しています。

湿疹やかぶれの原因物質を調べるためのパッチテストの保険算定について解説しています。検査料と薬剤料に分かれます。主な2種類のパッチテスト「ジャパニーズスタンダードアレルゲン」と「金属パッチテスト」についても説明しています。

皮膚科の自己注射での保険算定について解説しています。「尋常性乾癬・掌蹠膿疱症」や「アトピー性皮膚炎」、「特発性の慢性蕁麻疹」で自己注射ができる製剤が承認されており、使用例も多くなってきています。在宅自己注射指導管理料は皮膚科の保険算定のなかでも最も点数が高いのでもれなく算定したいですね。

皮膚科外来でおこなわれる手術料6種類の算定について解説しています。皮膚科専攻がはじまると外来手術に携わる機会も多くなります。上級医から手術算定の登録を任されることもありますが間違えて算定をしてしまうと査定（診療報酬が支払われない）されることもあり注意が必要です。

皮膚科の検査と処置の部位ごとの保険算定について解説しています。「確実に部位ごとの算定ができるもの」、「確実に部位ごとの算定ができないもの」、「地域や審査機関ごとに判断が分かれる可能性があるもの」に分類しています。厚生労働省の通則・通知、学会の見解などをまとめています。

他科入院中の皮膚科の保険算定について解説しています。DPC包括算定での入院の場合、1日あたりの点数が決まっていて、ほかの検査や処置を行っても多くの項目が追加で算定できません。この記事では、皮膚科と関係がある管理料・検査・処置・手術について入院中に算定できる項目をまとめています。

皮膚科外来の保険算定では、処置をおこなっても算定できない項目があります。「初診、再診のどんな場合でも算定できないもの」や「大病院の再診では算定できないけれどクリニックなどの再診では算定できるもの」があります。ルールを理解して算定もれがないようにしたいですね。

皮膚科のレーザー治療でも保険適応となるものがあります。算定のルールは複雑ですが、ひとつひとつの項目の保険点数が高いので「部位ごとの算定が可能かどうか」、「加算がどうなっているのか」、などを理解して算定漏れがないようにしたいところです。この記事ではレーザー治療の保険算定について解説しています。

皮膚科の保険診療に必須の顕微鏡検査について解説しています。顕微鏡検査は「水虫」と「ヘルペス」の2種類です。水虫の検査はKOHや真菌検査と呼ばれ、ヘルペスの検査は、ツァンクとも呼ばれます。検査料以外に判断料が算定できますが、算定回数や病名、部位ごとの算定の可否が異なり注意が必要です。

収入に不満をもつ勤務医必見！医師の年収は専門性の高さとは関係がありません。なぜなら国が決めた診療報酬では一定以上の質を評価できないから。そんな中でも開業医はしっかり稼いでいます。医療の需要（患者数×単価）・利益率・労働分配率（人件費率）をほかのサービス業と比較し、勤務医のためのアクションプランを考察しました。